手の疲れにはハンドケア

投稿日: カテゴリー: 日頃のケア
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手を使う作業が多い方におススメしたい手のセルフケアのご紹介です。

手が疲れていると肩や首のコリにもつながるので私も使い過ぎているな、硬くなってるな、と感じている時はストレッチや自分で揉んでセルフケアしています。手はたくさんの神経が通っていて刺激が脳へ伝わるのが早いのでリラックスするのも早いですよ。

手の使い過ぎはオーバーユース症候群、CM関節症、腱鞘炎、手根管症候群などの手の故障につながりますので、

故障予防のためにもこまめなケアをお勧めします。

 

 

①指をほぐす

指を軽くつまんで指の腹で軽くしごくようにゆっくり1本1本さすっていきます。

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②肘をストレッチ

伸ばす方の手を前に出して手のひらを外に向け指先は下に向けて、反対の手で手のひらと指を押さえ手前に引きます。

 

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③ツボを刺激

手の甲側の親指と人差し指の 間でくぼみの部分手のツボ(合谷ごうこく)を指でつまみます。

ゆっくり5 秒押してゆっくり離すを繰り返します。

※合谷は自律神経の調整や首肩コリ、頭痛、胃腸の調整など万能のツボとして良く知られていています。

そして人差し指の骨の側面(矢印の場所)をなぞるように片方の親指で押し流していきます。

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④長母指屈筋(親指を曲げる時によく動く筋肉)をほぐす

長母指屈筋にもう片方の親指を置いてから親指を開閉します。

※片方の親指を置いた位置で親指を開閉した時に筋肉が動いているのが確認できればOK。

 

⑤テニスボールなどを軽くもって手首をゆっくり180度の方向に動かします。

手首が痛くなる手根管症候群の予防にもおススメです。

 

⑥最後に手の甲から肘までを手の平全体を使って、少し圧をかけて優しく滑らせます。

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前腕には撫でられるとその刺激に反応するC触覚繊維という神経線維が多く存在しています。

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そこから脳に情報が伝わって快・不快、心地よい、気持ち悪いなどの情動を沸き起こるようになっています。

前腕に心地いい刺激を感じると脳の視床下部からオキシトシン(別名愛情ホルモンともいいます)が分泌されます。

オキシトシンが分泌されると副交感神経が優位に働いて心身がリラックスするようになります。

他にもセロトニン神経の動きが促進されストレスをコントロールして安定した精神状態を保ってくれるようになるので1日の終わりに前腕を撫でてから寝ると良いですね。

(※ちなみに撫でる速度は秒速5センチメートルがおススメ。早くても遅くてもC触覚繊維の反応は良くないそうです。関連記事はこちら

 

手は毎日使う割に他と比べて手入れを忘れがちでいつのにか疲れて痛みになってることが少なくありません。

痛みになる前にぜひセルフケアお試しになってみてくださいね。

 

 

 

参考:

皮膚感覚と脳 山口 創 日本東洋医学系物理療法学会誌 第 42 巻 2 号 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsop/42/2/42_9/_pdf

ハンド”美”ケア セラピスト vol.127 2023年6月号

 

 

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