一日の終わりは心地よい言葉で

投稿日: カテゴリー: 日頃のケア
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眠りにつく前ってどんな感じで過ごしていますか?

もしかして、一日の大反省会なってたりしてませんか?

今日は失敗しちゃってダメな日だったな・・・。

もっと、ああすればよかったな・・・とか、

わざわざネガティブなことを思い出してるつもりはないのに、

一日を思い返すと妙にしくじった記憶の方が思い出すことが多かったりします。

 

心理学でネガティブ・バイアスと呼ばれる現象なんですが

人間の脳って良かった出来事よりも、失敗したことや理不尽なこと、嫌な経験の記憶の方が残りやすくなるそうです。

これは動物の持ってる本能として痛みが伴ったり危険な経験は記憶していざという時に身を守るために役立てようとするからなのだそう。

 

次は失敗しないようにと反省することはとても大事なことなんですが、

寝る直前というのは意識がとても無防備になってます。

そのタイミングの時に脳内反省会をするということは

無意識下でネガティブを一生懸命刷り込む作業してることになっちゃいます。

また特に日本語は最後に来る言葉が強調されやすいため、

最後にネガティブな言葉を持ってきたらその印象のまま終わってしまいやすいんです。

 

人間は言葉で思考する生き物ですが、言葉に翻弄される部分もあります。

言葉を理解するためにまず左脳の言語中枢(ウェルニッケ中枢・ブローカ中枢)が刺激され、

その情報が今度は大脳皮質にある脳梁を介して右脳に伝わりイメージ化されるようになります。

そして、そのイメージから感情刺激する偏桃体に情報が伝達され、感情が生まれそれに応じた思考するようになるので、

例えば本当はそこまで思ってない謙遜のつもりで発した言葉だったとしても、

その言葉が持っているイメージに影響されて自然と思考がネガティブ寄りになっていきます。

そして、回数が増えてそれが定着してしまうとネガティブ思考やうつ病に繋がることも…。

 

コレ、意識がはっきりしてるお昼間は冷静な判断が働いて、自己修正することもできるんですが、

夜寝る前はココロが無防備なので注意が必要。

 

なので

今日はしんどかったな~で終わるのではなく

今日はしんどかったな~、でもおかげで〇〇して良かったな~とか

何か良かったこと付け足しして終わってネガティブの定着を阻止しましょう(^_^)

 

今、また感染者が増えていて何かとネガティブな話題を目にしますね。

ストレスや不安感も増えてなかなかシンドイ時期ですが、

気持ちは影響受け過ぎぬよう元気で過ごしてくださいね。

皆様のご健康お祈りしています。

 

参照

キレる!脳科学から見た「メカニズム」「対処法」「活用術」小学館新書 著 中野信子

否定的な言葉に注意! 脳は思考より言葉を信じる  著 飯山晄朗 PHPスペシャル」2019.2月号

 

 

 

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