足は第二の心臓、日頃からケアをしましょう
足は第二の心臓と言われているくらいたくさんの臓器や器官に対応する反射区があるところです。
そして、その反射区に触れた時の感触や痛みなどで、自分の体の状態を知ることもあります。
体が疲労してくると足の裏にも固いかたまりの部分ができることがありますが、これはクリスタルデポジットもしくはクリスタルと呼ばれています。
クリスタルには結晶、デポジットには沈殿物の意味があり、足裏にある凝って固くなった筋肉組織のことを指しています。
筋肉組織の凝りは疲労物質が付着してできると言われており、反射区部分にクリスタルを感じるとその反射区に対応している器官が疲労していると考えられています。
対応する器官の疲れに比例して反射区の部分も固くほぐれにくいのが特徴です。
クリスタルはいわば疲労の塊ですから増えすぎているようならお疲れのサインと気付いてあげてください。
クリスタルに触れた感触はというと多くは小さなプチプチしたものをたくさん感じたり10円玉くらいの大きさの固い丸いものを感じたりします。
人によっては少し刺激するだけでも痛みを感じることもありますが、これを刺激してほぐしてやると大きさが小さくなったり、数が少なくなります。
また、痛みの度合いが左右違うなら痛みの強い足の方がより疲労が強いサインです。
自分の体がいつのまにか左右バランス崩れてないかチェックしてみるとよいでしょう。
足の状態にみられる傾向
またリフレクソロジーでは、足から体の状態以外にも性格の傾向までわかることもあります。
コチコチ固い →過度のストレス状態、がんこ、睡眠不足、体調不良 ぐにゃぐにゃに柔らかい→自分自身に甘い、優柔不断、運動不足 冷たい →気が弱い、エネルギー不足、血行不良 ほてり →疲労状態、ストレスと精神的な緊張状態、むくみ 足の幅が狭い →穏やかで神経質な性格 足の幅が広い →勤勉でまじめ、要領がいい 足が大きい →気持ちが寛大 足が小さい →用心深い、心配性 ザラザラした肌 →感情の起伏が激しい、厳格、合わない靴などを履き続けている 汗ばみやすい足 →慢性的な精神疲労、ストレス ―フジタマキのリフレクソロジーパーフェクトガイド 藤田真規著より― |
さて、あなたの足はどんな状態ですか?
足裏の色からわかること
足裏と一口で言っても人それぞれ違いはあるものですよね。
足裏も身体の一部。
そこから発信されている色からも得られる情報はあります。
足裏の色には体調やエネルギーレベル、血液の状態なども反映されているといわれています。
理想の色はピンク色です。
足先、中央、かかとの順に少し赤っぽい、白っぽい、赤めというグラデーションがかったものが良い状態。
全体的に赤いのは、エネルギー多くで身体の器官が必要以上に活発になりすぎて、イライラしていたり、炭水化物、糖分過多の傾向があります。
全体的に白いのは、逆にエネルギー不足で貧血や低血圧、身体の器官の動きが低下している可能性があります。
メンタルも弱くなっていてネガティブになっていたり思考停止状態のことがあります。
全体的に黄色いのは、消化器が不調で疲労が溜まっている状態。
疲労物質の乳酸が溜まりすぎていて老廃物の排出が上手くされていない場合に黄色くなります。気力のみで頑張っていることも。
全体的に紫色なのは、冷え性で血行不良のため疲れがとれにく身体になっていることがあります。
気持ちも停滞気味でうつ状態になりやすいです。
赤みのある色というのは基本エネルギーの色と考えますので、赤ければエネルギーが多い方で活動的になるし、
白っぽいとエネルギーが少なく倦怠感が多い状態と推測します。
普段は足裏をマジマジと眺めることなんて少ないと思いますが、
足裏にもちゃんと示してくれているサインがありますので
ちょっといつもと調子が違うな、と思ったら足裏を見てみて
自分の状態がどんな状態なのかのヒントにしてみてくださいね。
参考 足裏分析リフレクソロジー 市野さおり著 BABジャパン
角質ができる足裏の正体
皆様の足裏はツルツルのピカピカですか?
恥ずかしながら私の足裏はかかと辺りがいつも角質が硬くなってしまいます。
角質が出来るのはその場所に負荷がかかっているため、これ以上刺激を受けないように皮を厚くしてそこの部分を守ろうとするため、出来るものと考えられています。
つまり、角質の出来る部分は姿勢や体の動きで負担のかかっている場所を示してくれているということになります。
また、場所によっては体の器官に対応する反射区が弱っているということも考えられます。
具体的には
足指の第2趾~第5趾の先端(右足図)→
副鼻腔の反射区のためここに角質が出来ている時は副鼻腔の粘膜が弱いことが多いです。
アレルギー性鼻炎や花粉症でお悩みの方に多くみられます。
花粉症の方は季節限定で角質がつく場合もあります。
第4趾~第5趾の下辺り(右足図)→
肩の反射区のため肩こりのある場合にみられます。
第1趾と第2趾の間(左足図)→
足の甲の筋肉が弱まっている可能性があります。
また、浮き指になっていることもあります。
親指の下部分(左足図)→
環境変化などのストレス過多にみられます。
親指付け根(右足図)→
後頭部の反射区で首が慢性で凝っている方に多いです。
また、指が地面についてないうき指(※指が自然と浮いてきてしまう状態)の可能性もあります。
本来はここは地面につくところでないのですが指が浮いてしまっているためここの部分が地面に接触することによって硬くなってしまっている状態です。
足に合わない高いヒールをはき続けていると硬くなりやすい場所でもあります。
かかと内側(右足図)→
子宮や月経困難などのトラブルが考えられます。
かかと全体(左足図)→
月経トラブル、冷え性、便秘、むくみなどが子宮系・血行不良などのトラブルが考えられます。
足裏の角質が硬くなるというのは、体の防衛反応の表れですから、
体のバランスが悪くなってたり、姿勢が悪かったり、足にトラブルがあったり、靴があってなかったり、
何らかの理由があると思いますので、角質が出来ていないか時々チェックして体の状態をみてあげるといいですね。
参考 足裏分析リフレクソロジー 市野さおり著 BABジャパン
ストレスが多い足裏とは…
例えば、ストレスのある足裏ってどんな感じなんでしょう?
私の印象では、何となく全体が硬いですね。
ストレス過多になると血行が悪くなってしまうので、硬くなりやすかったりまた足先が冷たかったりもします。
また、反射区の位置で言うと画像で印つけた部分が硬い部分があったりクリスタルデポジットというプチプチした塊を感じるところです。
それぞれ、頭部や甲状腺、腎臓副腎、ソーラープレクサスのリフレクソロジーの反射区の部分ですが、これらはストレスに関与ある部分です。
土踏まずの部分は消化器の反射区もあるので土踏まず全体が硬かったりすることもあります。
そして、この中で一番反応があるのが真ん中より下の反射区の腎臓副腎の部分です。
特に副腎は、ストレスホルモンと言われるコルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどのホルモンが分泌されるところで、ストレス時に非常に活躍してくれる臓器なのです。
この部分が痛い場合は、日頃のお疲れやストレスが溜まっているかと思います。
また、足裏の中心、真ん中のソーラープレクサスという部分は自律神経の反射区でここもストレスが溜まっていたり緊張が多いと硬くなりがちです。
自覚症状がなくてもここにシワが多くて押しても弾力がなく押すとへこんだままでなかなか元に戻らない場合は、ストレス溜まっているかもしれません。
普段気づかないうちに疲れは溜まっていることもありますので、お気をつけください。
あなたの足裏は大丈夫ですか?
足裏にタコが出来る理由
足裏にタコが出来たことはありませんか?
足裏にタコができるということでズバリ足裏のバランスが良くない状態ということがわかります。
タコというのは、繰り返す摩擦や圧迫などにより角質層が(体の)外側に異常に厚く盛り上がっている状態のことで胼胝(べんち)ともいいます。
(逆に体の内側に入っていくのが魚の目です。)
人間の角質層は刺激や感染などから守る役目があり、特に足裏は歩行時の衝撃に耐えられるように他の部位より厚くなっています。
タコのできる原因は、窮屈な靴やパンプスを長時間履いていたり、アンバランスな姿勢や歩き方の癖でなっていることが考えられます。
地面を蹴って歩く度に圧迫や衝撃が入り防衛反応でどんどん角質層が厚くなります。
さらに角質層が厚くなると足裏の痛みに鈍くなるので、アンバランスな歩行癖にも気づきにくくなります。
逆に痛みが出ていてもそこを庇う動きになるので、変な歩き癖がつきやすくなります。
人間の健康な足は、土踏まずの周辺に、縦アーチ・横アーチの緩くアーチ型の構造をしていて箇所があります。
このアーチのおかげで、地面を蹴る際の衝撃などを受け止めて分散してくれる役割をしてくれていますが、靴や姿勢の影響で足の形も歪みアーチが崩れてしまいます。(このアーチが崩れると偏平足や開張足になります)
アーチがなく衝撃が上手く分散されないと、そのままダイレクトに足首・膝・股関節・骨盤・腰へ・・・と衝撃がどんどん上へ上へと伝わり筋肉が疲労していってそれぞれにこりや痛みが出るようになります。
横アーチ(アーチがなくなると開張足になります)
タコが出来る足というのは、このアーチが崩れているサインにもなりますので、このサインを見逃さずに靴や姿勢の改善・筋肉の強化を検討される方が良いですね。
タコが出来る場所からわかる体の状態
では、タコの出来る場所からわかることってどんなことでしょう?
指(第2趾又は第3趾)の先
靴が足に合ってない・靴の中で足が泳いで前すべりになっている状態。
親指の腹・親指の付け根・人指し指薬指のつけ根
指の力が弱く踏ん張りが効かないため、代わりに付け根に負担がかかっている。
正しい歩き方が出来ていない。踵と指の付け根だけで歩いてしまっていている状態。
きつすぎる靴などが原因の外反母趾(※親指の付け根の間接がくの字型にまがっているような状態)予備軍。
浮き指(※指が自然と浮いてきてしまう状態)にもなりやすく別名ヒールダコとも言われる。
開張足で横アーチも崩れている可能性あり。
指の間
きつすぎる靴・外反母趾で親指が他の指を押してしまい指同士が重なり合う際の圧迫が影響している
小指の付け根
内反小趾になっていて(※小指がねじれて外側を向いたり、薬指 に重なってしまう状態)足幅が広がっている。
小指の外側重心に偏ってしまってバランスが悪い状態。
つま先に対して膝が内側を向いていてO脚になりやすい。
アーチが崩れて偏平足や開張足の可能性あり。
かかと・かかと外側・側面→
外側重心がかかっており、内股の筋肉が弱くなっていき骨盤底筋肉も弱まる。
その結果、太脚や尿漏れの原因にもなっていく。
また、指の力も弱まっており、地面を蹴る力や踏ん張りが効かなくなっているので歩き方がペンギン歩きに。
そのため、外股やO脚になりがち。
このまま続けると膝痛・腰痛にも影響する可能性大。
そして、タコがどちらか片方だけに出来ている場合は、体重のかかり方が片方に偏っている歩き方や姿勢をしていると思われます。
両方に出来ていてそれぞれ違う場所に出来ている場合、左右で体重のかかる場所が違っているということになり、足首・膝・骨盤などの関節のねじれている可能性が出てきます。
タコの改善方法
出来てしまったタコを改善するには、硬く盛り上がってしまった部分にスピール膏を3日程度貼ると角質層がやわらかくなります。
アーチの崩れている場合は開帳足・偏平足も矯正してアーチを回復させるとよくなります。
インソールを使うようにするとアーチを補強することになりそれによって衝撃部分に負担が減りタコが少なく小さくなります。
これらをしても痛みが継続して治らない場合は整形外科で受診されることをおススメします。
外反母趾や内反小趾が原因のタコの場合は、手術するとなくなります。
タコにならないためのカンタン運動療法
グー・チョキ・パー運動
足の指の衰えを改善するには、グー・チョキ・パー運動がおススメです。
外反母趾の予防にも役立ちます。
片足ずつでも左右同時でもかまいません。
一日5分でいいのでやってみましょう。
足の内がえし外がえし運動
偏平足の予防には、足の内がえし外がえし運動も良いです。
椅子に座って、足底が内側に向く内がえしと足底が外側に向く外がえしの運動を内・外を10回くらい行います。
つま先上げ運動
縦アーチを強化するためにはつま先上げ運動が有効です。
これで足底筋膜が鍛えられます。
1セット10回で痛みが出ない範囲からやってみてください。
タコって痛みもあまりないことが多いしいつも間にか出来てるので見逃しがちですが、いろいろな問題を抱えた足裏のSOSでもあります。
小さな内に対処しておくと体への影響も最小限に済みますので痛みが出る前に時々セルフチェックしてみてくださいね。
足の爪のケアも忘れずに…
最近、女性のみならず男性でも爪のケアされているようですね。
女性についてはおしゃれ、清潔感としてのケアが多いですが、男性は身だしなみ以外にスポーツ関連でしていたりするようです。
意外に気付きにくいものなのですが、爪は指先を守る以外にも指先の力を増強する役割もあります。
実際に、深く爪を切りすぎると指先に力が入りにくかったりします。
爪に切り方により指先に大きな影響があるんですね。
足の爪なども手よりも目に触れる頻度が少ないため気付きにくい場所ですね。
足指は構造上、爪に下からの圧力が加わります。
そして、圧力がかかりやすい部位が爪の両サイドになります。
爪は前より横への力がかかりやすいため、抵抗力が少ない斜め横方向に曲がりやすく、その結果、巻き爪になったりします。
また、深く爪を切りすぎると、指先に爪がなくなってしまっているために、爪より上に皮膚が盛り上がってしまうことがあります。
このような状態では、指先は歩行に参加する力がない上に歩く衝撃に耐える下から衝撃、さらには靴による上からの外力も加わって、通常より大きな負担がかかってしまいます。
爪はなるべく指の形に切って指先に力が入ることを確認してください。
そして、両サイドを切りすぎないように気をつけて、もし切りそうな場合は爪やすりで微調整。
やすりで削る時は、外側から内側へ一方通行削るとよいそうです。
爪も足の一部、歩行の役割を担っています。
正しい爪ケアで、足をいたわってあげてくださいね。