ぐるぐる思考をやめるには

投稿日: カテゴリー: 日頃のケア
写真AC

ネガティブな考えが頭から離れない時にこの方法はいかがでしょうか?

気持ちが不安定な時にダメだと思いつつも過去の失敗・不安・後悔を繰り返しぐるぐる考えてしまうのを反芻思考(はんすうしこう)と言います。

わかっててもやめられない。

もう無意識の癖になっててやめようとしても頭が勝手に考えてしまう。

なかなか抜け出せないんですよね。

 

考えがやめられないのはブレーキ機能を司っている脳の前頭前野が疲れている(機能低下)証拠。

ネガティブ思考の刺激で扁桃体が活発化してる証拠。

前頭前野を助けるセロトニンの分泌も少なくなってる証拠。

ブレーキが効かないからネガティブが進む→さらに扁桃体が興奮→より強いネガティブへ。

負のループです。

 

自分としては出来れば嫌なことは早く忘れたいのに、忘れなくちゃと思う度に記憶が蘇って意図せず思い出し作業になってしまう。

実はこの繰り返しが記憶の定着になって結果忘れられない記憶に変わってしまうんですよね。

メモリーには制限があるのにこのネガティブなことばかりを記憶してしまってはもったいない限りです。

寝る前などに思い出したらもう最悪。

神経が興奮しだして眠れないし、夢見も悪そう。

 

そしたら、コレ試してみてください。

紙に書いて忘れる。

自分の中にあるネガティブな感情や思考を書いてみると良いみたいですよ。

書くと記憶が定着しそうな気がしますが、意外とそうでもなくて逆に安心して忘れられる気持ちになるみたいなんです。

人間、忘れちゃいけないと思うと何度も頭の中で思い出し作業して記憶の定着させます。

覚えられる自信がなければメモに書いて記録しますよね。

でも記録することで「後で見返して確認すればいいや」→「もう覚えなくていい」てなことで自分に課したミッション完了したと脳が認識してくれます。

安心して忘れられる気持ちなる、気持ちが切り替わりができるようになる、とのことなんです。

それを利用して、ネガティブな感情を書いてそれを見返さないようにすれば記憶の定着もしづらいので書いた方が楽になるという理屈。

 

また前回のラベリングの話でも紹介した扁桃体は気持ちや思考がきちんと言語化していくと興奮が落ち着くという作用がありますので、

そういった面からでも効果ある方法です。

 

反芻は自分の意志ではなかなかコントロール出来ない無意識にやっちゃってる癖なんですよね。

脳の特性としてポジティブよりネガティブなことを優先して覚えやすくなってるから仕方ないんです。

もうそこは体のメカニズム理解して上手につきあっていくしかない。

考え止まらない時は自分の頭の中だけで解決しようとするより別の方法探す方がイイです。

自分を客観視できる行動をしたり(例えば書く行為など)他者に聞いてもらって癖の気付きを得た方が解決の早道になるかと思います。

 

ストレス回避の解決策は多ければ多いほど不安感は減ります。

サロンに来ていただいてもストレスと離れられるのはほんのひととき。

こうした情報で毎日の生活が少しでも楽に過ごせる時間が増やすお役立てればなと思っています。

皆様のストレス減りますように。

 

 

参考:赤坂心療内科クリニック 過去の失敗を何度も思い出してしまう「反芻思考」の止め方。脳を「今」に戻す練習https://akasakacl.com/%E9%81%8E%E5%8E%BB%E3%81%AE%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%82%92%E4%BD%95%E5%BA%A6%E3%82%82%E6%80%9D%E3%81%84%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%86%E3%80%8C%E5%8F%8D%E8%8A%BB%E6%80%9D%E8%80%83/

メモは忘れるために書く【精神科医・樺沢紫苑】https://www.youtube.com/watch?v=kKy1xYlH8m4

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください