体に必要なマグネシウム

投稿日: カテゴリー: 日頃のケア
写真AC

マグネシウムは人間の体には生きていくためには必要なミネラル。

体内酵素の働きを助けたり、骨形成や神経伝達、血圧・体温調整、筋肉をゆるめる役割を担っています。

 

注目なのは筋肉をゆるめる役割もあること。

ちなみにカルシウムは逆に筋肉を縮める役割があってマグネシウムと拮抗関係にあります。

シーソーのように収縮と弛緩バランスとりながら筋肉をスムーズに動かす働きをしています。

筋肉細胞の中にカルシウムが入るとキュッと筋肉が縮み、カルシウムを出ていくと緩む、この緩む時にマグネシウムが使われています。

もしマグネシウムがないと緩めることが出来ず筋肉は収縮しっぱなしで硬くなります。

さらに続くと痙攣を起こして足がつるなど症状が発生するようになる、と言われています。

筋肉が硬くなりやすい方、足のつりやすい方はマグネシウムの不足の可能性が考えられます。

 

また、ストレスに対応してくれるコルチゾールというホルモンの分泌時にもマグネシウムは必要になります。

不足するとストレスが溜まる一方になって不調がでます。

 

そんな大事なマグネシウムですが体内で作ることが出来ないため積極的な摂取が必要と言われつつ日本人はかなりマグネシウム不足と言われています。

令和元年度の国民健康栄養調査を見るとかなり足りてないようです。

マグネシウムの1日あたりの平均摂取量

成人男性平均摂取261mg*1 推奨400–420 mg*2

成人女性平均摂取232mg*1 推奨310-320 mg*2

 

マグネシウムは体内で作られないので日頃から摂取したいところ。

人間の必要なミネラル分の中でもカルシウムに次いで必要なものですがあまり知られていないので意識して取り入れたいです。

食べ物ならナッツ類や海藻、アサリ、ゴマ、大豆、バナナなどが良いそうですよ。

 

さらにお伝えしたいのがマグネシウムは経皮吸収されるということ。

”サプリメントで補給するよりも肌からの吸収のほうが体内の利用効率が高”い*³というデータもあるそうです。

経口以外で手軽に摂取出来るのが嬉しいですよね。

市販では体にぬるクリームや乳液、マグネシウムの入ったエプソムソルトという入浴剤があります。

 

サロンでも3月のキャンペーンではエプソムソルトクリームを使ってふくらはぎを施術するコースを企画したり、

エプソムソルトの入浴剤置いてあります。ぜひお試しになってみてください。

 

ただ、マグネシウムはナトリウムと同じように体内で一定濃度を保つように調整されるので健康体であれば必要な濃度以上摂取したら腎臓で排出されますが、腎臓機能が低下している場合は排出されず過剰にマグネシウム留まって不調につながります。下剤などにもマグネシウム使われてるものですので疾患のある方はお医者様の指示に従って摂取してくださいね。

 

適度なマグネシウム摂取で元気に過ごしていただければなと思います。

 

*1令和元年国民健康・栄養調査結果の概要

*2田中消化器科クリニックミネラルの解説

*³ナースプラス 肩こりは栄養素で解消できる?マグネシウムとクエン酸の活用があなたの肩を救う

我汝会きたひろしま整形外科こむら返りの科学③予防【栄養ほか編】

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

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