
原因がわからない咳にお悩みの方がいらしたので調べてみると心因性による咳というのがありました。
特に風邪などの病気ではないのに(または風邪はとっくに治ったのに)コンコンと乾燥した咳が治らず長く続くときは心因性咳嗽(しんいんせいがいそう)かもしれません。
ストレスが原因ともいわれているのでストレス関連咳と表現されることもあるそうです。
特徴としては、
咳が乾燥してるような空咳(からせき)で痰がからんでない咳が出ます(3か月以上)。
体を検査してもどこも異常がない。
季節に関係なく起こる。
緊張やストレスあると咳が酷くなる。
逆にリラックス時や寝ている時は咳が出なくなる。
日中に起こることが多い。
人によっては息苦しかったり喉に何かつまっている感じがある。
咳止めの薬、炎症を抑える薬、抗生物質があまり効かない。
抗不安薬や抗うつ薬は効果がある。
心理療法に効果がある。
などの症状があります。
ちなみに風邪ならば熱が出たり湿った咳で鼻水や痰も出るなど違いがあるとのこと。ここは注意深く観察した方が良いですね。
心因性咳嗽で診断されたらお薬の処方や催眠療法や暗示療法、認知行動療法での治療があります。
予防としてはしっかり睡眠とること、バランスの良い食事をとること、適度な運動を気を付けてもらって
他にはこまめな水分補給(温かいものがベスト)、部屋の加湿、そして何よりストレスを溜めないことが大切だそうです。
ストレスが溜まると自律神経の交感神経が活発になって体を緊張状態にさせます。
体が緊張状態になると血圧が上がり汗をかくなどの体の変化が現れますが、呼吸も増えます。
すると気道の粘膜にも刺激されることが多くなって咳が出やすくなるそうなんです。
他にも免疫力も落ちて気道粘膜も弱くなるからこれも咳の出る原因になります。
さらに咳が出ることでも不安になりやすい。
いつまで出る?また止まらないかも?と不安感増すとと呼吸も浅くなりがちで交感神経活発状態も続いてしまうことになる。
こうなってくると悪くなるループにはまってなかなか改善していかないことにもなってしまいます。
しかも咳って1回すると2カロリー消費するらしいんです。
10回すると10分歩いたくらいの消費カロリーになるので長く咳が続くとどれだけしんどいかがちょっと想像できますね。
悪くなるループを断ち切るためにストレス軽減を目指してもらうのがおススメ。
自律神経を整えるのにリラクゼーションは相性いいですから、自分が楽しいと思うものから試されてるみるのはいかがでしょうか?
趣味に没頭するのでもいいですし、お友だちとお話するのでもいいですし、瞑想、ヨガ、ストレッチ、アロマテラピー、マッサージ、腹式呼吸どれもおススメです。
ウチでやっているフットリフレクソロジー、ハンドリフレクソロジーもリラクゼーション得意とするところですからおススメですよ。
3~5月の季節の変わり目は気候も変わりやすいし、異動や引っ越しなどで生活環境も変わりやすいのでそれだけでも心身に負荷かかってます。
それ以上に新たに負荷がかかれば不調も出るのも無理もないこと。
ストレスは色々なところに影響すると思ってましたが咳にも影響するとは。
咳も長引くと首や肩、胸や肋骨、そして背中の筋肉がカチカチに硬くなって痛みを感じるまでになってしまうこともあります。
不調がどんどん溜まる前に心身を休めてあげてくださいね。
春の不調お気を付けください。
参考:
ひまわり医院(内科・皮膚科) ストレスによる咳「心因性咳嗽」のチェックリストと特徴・治し方について解説 https://soujinkai.or.jp/himawariNaiHifu/psychogenic-cough/
横浜綱島フォレスト内科・呼吸器クリニック 止まらない咳 https://www.tsunashimacl.com/cough/
沖縄医師会 ストレスから続く心因性せき https://archive.okinawa.med.or.jp/html/kouho/gusui/2019/0414.html
てらすクリニックひきふね 咳が止まらない理由はストレスかも?心因性咳嗽の特徴を解説 https://terasu.clinic/column/uncontrollable-cough-stress/