人はなぜ他の霊長類に比べて二足歩行が上手に出来るのか
人がなぜ二足歩行を上手に出来るのかというと
骨盤が大きく左右に張り出して周辺に太くて強靭な筋肉がついているので歩けるようになった言われています。
また、足裏の土踏まずがあることも理由の一つに入ります。
人間の足の裏には足の中央部分が高くなっているいわゆる土踏まずの部分には
足のアーチというものが存在していて、縦アーチと横アーチとに分かれています。
縦アーチ 横アーチ
このアーチの部分というのは、体重や地面からの衝撃を和らげるクッションの役目と
歩く時の地面を蹴り上げることでアーチが高くなりますが
その反動で元に戻ろうとする巻き上げ機現象というものが起こって、
自然と前へ足が出すようなとっても大事な役割をしています。
体に良い正しい歩き方
さて、体によい正しい歩き方というのは、
まずは姿勢をまっすぐに正面を向いて、上半身は肩の力を抜いてリラックス。
肘は曲げ気味で手は軽く握った状態。
そして、下半身は膝を曲げずまっすぐ伸ばして
まずは、かかとから地面につける
↓
次に足の外側に体重を移動させて
↓
前足部の指に地面につけて
↓
最後、親指で蹴りだす。すると次の一歩のための足が自然と前へ出ます。
次に一歩進むための足のアーチ
この最後の親指の蹴り出しの時に縦のアーチがぐっと高くなるのですが、
その反動でアーチが元の高さに戻ろうとする力が生まれます。(巻き上げ機現象といいます)
これが次に一歩進むためのバネの役割をしてくれて、踏み返しの動作を助けています。
逆に言えば、アーチがない足は次の一歩を踏み出す力が弱くなるのでつまづきやすくなる可能性があります。
普段何気に歩いているけど、こんな風に体重移動させてるんですよね~。
これは、足や膝にあまり負担がなく疲れにくい歩き方ですのでぜひお試しになってみてください。