靴底の減り方に注目
以前に正しい歩き方のお話をしました。
でも、無意識に歩いてしまっているために自分の歩行が
正しい歩き方出来てるかどうかは、わかりにくいですよね。
それがわかる方法の一つに靴底の減り方があります。
靴底の減り方で体重がいつもどこにかかって歩いているかがわかってくるので、
そこから自分の歩き方のクセも目に見えてわかります。
さらに、クセのある歩き方による弊害も予想がついてくるので自分がどの種類に当てはまるのか参考にしてみてください。
理想的な減り方
まず初めに理想的な靴底の減り方は、かかとの部分と親指から親指の付け根
がよく減っています。
これは、歩く時の体重移動がかかとから始まり最後に親指で蹴って終わるのが正しい歩行になることからもこの減り方は想像できますね。
先減り
足が上がっていないのですり足で歩く場合に靴の前方が減ってきます。
高齢者に足が上がりにくい多く、小さな段差や石につまづきやすくなって転倒が多くなります。
なるべく膝を上げて歩くようにしてみましょう。
後減り
足の前の方に力が入らず、かかと部分に多く体重がかかる減り方です。
腰が原因のことがありますので、注意が必要です。
負荷がかかりすぎてかかと部分にタコが出来ている場合は、後減りの可能性があります。
外減り
歩くときに足のつま先を外に向けて歩くとかかとの外側が減ります。
いわゆるガニ股やO脚の方によく見られる減り方です。
また、変形性膝関節症や変形性足関節症の方も外側が減ります。
内減り
偏平足の方に多いのがこの外減りです。
小指からかかとの内側で体を支えているのが特徴です。
縦アーチ(土踏まず)がくずれてアーチの部分が床にくっついてしまうと内側が減っていることが多く内またやX脚に見られる減り方です。
正しい歩き方をするには、自分の歩き方のクセを知るのが近道です。
靴の減り方で体重移動のクセがわかってくるので、まず、靴の底の減り方をチェックしてみませんか?