ネガティブからポジティブへ変わるコツ

投稿日: カテゴリー: 日頃のケア

 

ネガティブバイアスに要注意

ネガティブバイアスって言葉ご存知ですか?

心理学用語なのですが、ネガティブ情報がポジティブ情報よりも重視されたり記憶に残りやすいものなのだそうです。

例えば、10人中9人が自分をほめてくれていたとしてもたった一人が批判した場合、その批判したことの方が記憶にずっと残ってしまう現象です。

そう考えるとついつい言いがちな批判めいた言葉、状況によって使い方を気を付けようという気になりますね。

また、受け手側の問題もあります。

受けた言葉の解釈のそれぞれ。

同じ言葉を聞いても、10人いたら10人違うこともありますが、ネガティブ思考な人はネガティブになるような解釈を無意識に選んでいます。

ネガティブバイアスから抜け出すには、そのネガティブ思考にストップをかけなければなりません。

それを改善するための効果的な方法が

最近読んだ本の中で紹介されていました。

”宮島賢也「医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣」中経出版 2012年”

 

アファメーション(肯定的自己暗示)といって、精神科でも取り入れられてる治療方法なのだそうです。

詳しく説明しますと・・・
うつ症状が出ている人は、おおむね自己否定やネガティブや言葉を発することが多く思考もネガティブになっているそうです。

自分の意識としては、ネガティブは嫌だと思っててももう習慣になってしまって、無意識にネガティブな方へ自ら行ってしまっているんですね。

だから、なかなか抜け出せない。

習慣化してしまっている、ここを変えないとなかなかポジティブ思考に転換することは難しい、というワケです。

そこで、ポジティブを身に着けて習慣化するために、ポジティブな言葉を呪文のようにひたすら唱えてみるんです。

自分はスゴイ!素敵!エライ!よく頑張った!とか、何でもいいんですが自分を褒めてあげてるようなのがいいみたいです。

本には「言葉は、思考を操作します。なぜなら、思考は言葉でできているから。」とあり、言葉がもつ影響力に注目して、だったら、その言葉をポジティブなものに置き換えて、思考を変換させる、という理屈です。

 

よく知られているプラシーボ効果も同じですよね。

病院で出された薬が実際には偽薬であっても服用する人が薬と信じていれば症状が回復するというものですが、これだって思い込みがもたらす効果です。

ネガティブ思考の人は、どこかで毎日毎日ネガティブな刷り込みを自分にし続けている結果です。

ならば、それを上回る徹底的な自己肯定を植え付けてやってポジティブ思考を手に入れましょう。

 

ただ、この呪文を唱えるタイミングが重要なんですが、

なるべく朝起きた時とか寝る前、お昼寝のウトウトしてる時にすると効果があるそうです。

意識がはっきりしていない時、潜在意識が出やすい起床時、睡眠前などを見計らって

ポジティブ語の定着化を狙うんですね。

 

そして、潜在意識に定着化しやすいと言われている最低3週間は続けてみる。

すると、症状が改善する症例があるそうです。

 

今までも否定や悲観的な言葉を度々口にすることは良くない、は聞いたことがありますが、

詳しい科学的根拠は知りませんでした。

ストレスがたまるとついつい愚痴は発生してしまうものですよね。

しかし、四六時中それを口にすると自分の考え方までもどんどん否定や悲観的な方へつられていってしまうんです。

その否定が自分に向けられた時に、身体は不調を訴えるようになってくる、ということなのだと思います。

この思考の切り替えは、なかなか難しい。

体が疲れていたりストレスが溜まっていたりすると、余計に苦しい。

何せ、本人は無意識でやっちゃってることなので、自覚がないから治りにくいのだと思います。

だから、潜在意識を狙って、ポジティブワードを唱えて定着させる、

という方法がとても簡単で経済的で効果的!

となると試す価値ありそうです。

これだったら、すぐにでも実行出来そうです。

いつも頑張ってるあなた、いつの間にかネガティブバイアス発動していませんか?

頑張りすぎてて、苦しくなっていませんか?

カラダが訴えるサインは、お~い!何とかしてくれ~!というあなたへの叫びです。

小さなサインの内に、病気になってしまう前にどうか対処してみてあげてくださいね。

無理は禁物です。

 

 

 

 

 

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