2月になると九州方面からだんだんとスギ花粉の飛散が始まりますね。
↓
2023年 春の花粉飛散予測情報
https://tenki.jp/pollen/expectation/日本気象協会/ALiNKインターネット
花粉症の方には辛い時期かと思います。
植物から抽出した香り成分である精油(アロマオイル/エッセンシャルオイル)の芳香浴で気軽に花粉症対策されてみませんか?
芳香浴には色々な種類がありますが香りを鼻から吸収して神経に働きかけてくれるメリットがあります。
精油の成分が体内に吸収されるルートは主に3つ。
ひとつは鼻から脳へ香りが届くルートでその刺激で気分が高揚したり落ち着いたりします。
もうひとつは鼻や口から吸収された成分が肺に届き、肺胞から血液に入って全身にも広がっていくルート。
3つめは皮膚からの直接吸収するルート。精油の成分は分子が小さいため経皮吸収され血管をとおして全身の筋肉や器官に運ばれます。
(精油のお話の過去記事はこちらでも)
今回は気軽に自宅で行える芳香浴をご紹介します。
①アロマポット(アロマデュフューザー)を使う。
アロマポットに精油1滴ぐらいと水を入れる。
②お風呂に入れる
アロマオイルを浴槽に入れる。精油5滴。
③ハンカチやサシェを使う
ハンカチ、サシェに精油を1滴落として香りを嗅ぐ。
④マグカップを使う
お湯を入れたマグカップに1滴落として香りを嗅ぐ。
⑤フェイシャルスチーム
洗面器に熱いお湯を用意して精油を1~2滴入れる。
蒸気が逃げないよう頭からバスタオルを頭からかぶり顔を洗面器に近づけてゆっくり呼吸。
このとき腹式呼吸を意識して鼻からゆっくり息を吸いこみ、吐くときは口をすぼめてゆっくりと吐く呼吸をすると自律神経が刺激されて体がリラックスしやすくなりますよ。
そしておススメアロマ達はこちら。
ユーカリ
ミント系で清潔な香りで抗ウィルス、殺菌、去痰、抗炎症作用に優れた精油。鼻づまりにおススメ。
※妊娠中・授乳中、またてんかんの方は使用は避けてください。
ペパーミント
お馴染みのメントールのスーッとする香りで抗炎症、鎮静作用 消化器系への作用にも優れた精油。鼻づまり、頭痛におススメ。
※妊娠中・授乳中、てんかん、高血圧の方は使用は避けてください。
ラベンダー
フローラル系の香りで鎮静、抗菌、抗ウィルス、リラックス作用があり他の精油とも合いやすく使いやすくて万能感のある精油。
目のかゆみにおススメ。
※妊娠初期の方は使用は避けてください。
ティートリー
ちょっと医薬品っぽいような清潔感のある香りで殺菌作用、免疫強化、気分のリフレッシュにも良い精油。鼻づまりにおススメ。
※敏感肌の方は使用は避けてください。
カモマイル・ローマン
リンゴに似た香りで鎮静、消炎作用に優れた精油。目のかゆみにおススメ。
※精油(アロマオイル/エッセンシャルオイル)は高濃度で肌への影響が大きいので原液が直接肌に触れないようご注意ください。また精油は天然のものを使用するようにしてください。
横浜看護学雑誌 Vol.14,No.1,pp.52-60,2021「更年期女性のホットフラッシュに対する
クラリセージ精油の経皮吸収効果の検討」
file:///F:/%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89/YJN14(1)52-60_CF.pdf