加齢に伴って体に変化出て来ますね。
自分もここ何年かで特に筋肉の衰えを感じるようになってきました。
特に下半身。ちょっと歩きすぎ立ちすぎると腰や膝に違和感が出ることがあります。
運動不足が原因なのはわかってるので歩く量を増やしたり自転車を乗る機会を増やしています。
そんな中、11/11に糖尿病市民公開講座(会場:今治新都市イオンモール)に行ってきました。
私が聞いたのはUクリニック 内科・糖尿病内科・内分泌内科 上田晃久先生(HPはこちら)のお話でテーマが「その常識は非常識?~食事と運動の大切さ~」というもので参考になるお話がいろいろありました。
大変分かりやすくお話されていながら濃い内容のことばかりで勉強になる20分でした。
その中の一つ。
興味深かったのが年をとるにつれ筋肉が少なくなる現象の話。(専門的にはサルコペニアと言うそうです。)
え?そんなこと?当たり前じゃん、というくらい高齢者の筋力低下=老化と言えばよく知られてることなんですが、びっくりなのはこの現象もう25歳ころから始まってるらしいんです。
20代で老化って言われてもピンと来ないですよね~。
ここでわかったのが人間は生涯に渡って何もしてないと筋肉はどんどん減少し続ける運命にあるということ。
となると年を重ねるにつれ運動量を増やして筋肉強化をしないと健康は維持できないということ。
日本人はメタボを気にしすぎて太ってはいけないと思い高齢期になってもあまり食べない方が多いらしいですね。
でもそうなると筋肉が減ると動くと疲れやすくなる→運動しなくなる→お腹が減らなくなる→食事量が減る→栄養が足らずますます筋肉が減っていく、というような負のサイクルが出来て虚弱状態(フレイルというそうです)に陥り要介護の生活になっていくそうです。
高齢期の場合はBMI(肥満度を示す指標 [体重(kg)]÷[身長(m)の2乗])も中年期よりも少し高めくらいの方が総死亡率が低くなるデータも出ています。
なので、中年期はメタボ対策で低カロリーの食事を目指しますが、高齢期はしっかり運動しっかり高たんぱく摂取を積極的にやってかないと健康維持できないということでした。
中年期のメタボ対策から高齢期のフレイル対策へシフトチェンジをしなくてはいけない分岐点があるのを意識してしておいた方が良いですね。
自分で簡単な筋肉が少なくなってないかチェックする方法を教えてもらったのでご紹介しておきます。
「指輪っかテスト」というもので
両手の親指と人差し指で指輪っかを作ってふくらはぎの最も太い部分を囲みます。
この時に隙間ができてしまった人は筋肉量が少なくなってる可能性あります。
なんでふくらはぎを検査するのかというと
ふくらはぎには皮下脂肪もつきにくく全身の筋肉量が反映されやすいところなのだそうです。
また指輪っかの大きさは人それぞれになりますが身長に比例したものであり、10年後もそのサイズが変わらないのでテストに向いているというのが理由でした。
高齢期に限らず普段から筋肉が少ないと感じている方はぜひチェックするようにしてみてくださいね。
私もまずは運動と食事、気を付けていきたいと思います。
(ちなみにこの講座をきっかけに糖尿病の家族を診てもらうことになりました。大変丁寧にお話してくださって熱心に治療に取り組んでくださる先生で家族ともども安心しておまかせしています。糖尿病の先生をお探しの方おススメです。)
参考:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト サルコぺニア
プレジデントオンライン「1秒で死期の近さを自己診断」自宅でできる”指輪っかテスト”