立ち上がりで分かる下半身の状態

投稿日: カテゴリー: コラム, 日頃のケア
イラストAC

普段は意識していないのですがやってみると意外と体の動きが悪くなっていることに気づくことがあります。

ちょっと片足で立ち上がることが出来るか実験してみましょう。

 

これはロコモ度テストと言って移動機能を確認するためのテストで厚労省のサイトでも紹介されているものです。

ちなみにロコモとはロコモティブシンドロームのことで骨や関節の病気、筋力の低下、バランス能力の機能低下によって介護が必要となる危険性が高い状態を指しています。

 

やり方は

”40cmの台に両腕を組んで腰かけます。

両脚は肩幅くらいに広げ床に対してすねがおよそ70度になるようにします。

そして左右どちらかの脚を上げます。つけずに立ち上がり、そのまま3秒保持します。

膝は軽くまげてもOK。

無理をしないよう気をつけましょう。

膝に痛みが起きそうな場合は中止してください。

反動をつけると後方に転倒する恐れがあります。

厚労省の生活習慣病予防のための健康情報サイト(ロコモ度テストより https://www.mhlw.go.jp/content/000656490.pdf)

 

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立ち上がるのが難しかったりフラフラするのは

下肢の筋肉が衰えていたりバランス能力が低下していることなどが考えられます。

また立ち上がる時には関節も使われていますから特に3つの関節(股関節、ひざ関節、足首)が硬くなっている場合もあります。

このロコモ度テストではどちらか一方の片足で立ち上がれない場合は移動機能の低下がすでに始まっている状態と判断されますのでちょっと注意が必要です。

 

ただ、座ってる時の姿勢が猫背で骨盤後傾になっていると立ち上がれなくなります。

(自分で実験してみました)

 

骨盤後傾          骨盤前傾

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座った姿勢から立ち上がる時に重心の前方移動が必要なんですが、猫背になると骨盤が自然に後傾になって重心が後ろ(背中側)になります。

そうすると前方への重心移動が十分に行えず、真っ直ぐの姿勢の時よりも足の筋力をたくさん使って立ち上がらないといけなくなります。

骨盤を立てて(骨盤前傾)姿勢を真っ直ぐした方が上半身の体重を腹筋背筋など使って分散して支えるので足への負担も少なくなるんです。

ここで下半身の筋力が弱いと体が椅子から離れません。

骨盤を立てる(骨盤前傾)と急に難なく立ち上がれるようになります。

もし、このテストで立ち上がれない場合は単なる筋力低下、機能低下以外にも猫背で骨盤後傾になってる可能性もあるので座ってる姿勢を自分でチェックしてみてくださいね。

このことからも猫背が普段の姿勢で定着すると将来体の動きに制限が出てくるようになるのでちょっと気を付けておきたいですね。

 

ちなみに猫背改善には1日5分のストレッチポールやヨガのネコポーズおススメです。

続けるのが一番大変ですけどね。成果が出るのに時間かかりますが効果はあります。

立ち上がりテストで自分の体の動きの状態チェックして将来の健康貯金に役立てていただければいいなと思います。

ぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

 

参照:厚労省の生活習慣病予防のための健康情報サイト ロコモ度テストhttps://www.mhlw.go.jp/content/000656490.pdf

 

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